PyAutoGUIの設定をする


概要


設定以前、インストールの仕方などは

PyAutoGUIを使う準備をする

pyautoguiのインストールが終わったらプログラムを書くのだが コードの先頭に import pyautogui でpyautoguiをインポートする。その後 pyautogui.PAUSE = 秒数 で、タイピングやマウス操作するときに 動きの命令が起こる時間間隔を設定する 例えば pyautogui.PAUSE = 1 でHELLOとタイピングする命令を書いたときは まずHが打たれ、その1秒後にE、さらにその1秒後にLと 1秒おきに一つの文字が打たれるようになる。 また pyautogui.FAILSAFE = True で、自動操作しているときにその画面の一番左上(座標0,0)にマウスカーソルを持っていくことで 自動処理を中止にできる。 pyautoguiが予想外の動きをして途中で中止したいときがあるが マウスやタイピングを自動化していると中止しようとしても 止められなくなることがある。 マウスの動きの自動化は 実際にはpyautogui.PAUSEの時間間隔ごとに命令が行くため 自動でカーソルが動いている途中でも 何度も左上に動かそうとしていればそのうち動いてくれる。 これをFalseにすると自動化している間に自動化を止める方法は pythonのシェルでCtrl+Cするしかなくなるので 念のためにTrueにしておく方が安全。 そして中止する手続きをあらかじめ理解しておくことが必要。


import pyautogui

pyautogui.PAUSE = 0.5
pyautogui.FAILSAFE = True

pyautoguiをインポートせよ

pyautoguiの命令実行間隔を0.5秒にせよ
pyautoguiのカーソル左上による自動化中断を有効にせよ

出力


説明


pyautogui.PAUSEの時間を短くすれば
素早く文字が打たれるようになり
0だと可能な限り速く打つようになるが
あまり時間間隔を短くするとパソコンの処理速度や
インターネットの読み込み速度が追いつかず
コンピューターが入力をミスすることがある。

いくつかの値で試してみて、
失敗せず入力可能な最も短い時間間隔でやるといい。
心配なら時間間隔を長めに取っておいた方が安全。

間違えやすい問題


pythonシェルでCtrl+Cなどで自動タイピングを中断した場合
プログラムの中でボタンを押しっぱなし命令を出していると
押しっぱなしのまま処理が中断してしまい
以降も押しっぱなし判定が出ていることがある。

例えばpyautoguiでCtrlボタンを押下させ
ボタンを離す前に自動化を中断すると
プログラムを中断した後もCtrlボタンを押しっぱなしの状態が続き
その後もパソコンの操作がしにくくなってしまう。

この場合、シェルでCtrl+Cで中断した後
パソコンのキーボードのCtrlボタンを何度か押すと中断できる