プログラムを起動してから値を入力する(シェル入力をプログラムの中で使う)


概要



変数 = input()

で、プログラムを起動してから値を入力できる(シェルから入力する)
入力した値は変数に格納され、プログラムの中で使うことができる
入力された文字は文字列となる

input()のかっこの中に文字列を入れると
入力待ち時に表示する文字列を指定できる


a = input()
print(a)

シェルから文字列を入力させてその文字列を変数aに入れよ
aを出力せよ

出力


hello
(helloと入力した場合)

説明


input()を使うとそこでプログラムは一時停止して
ユーザーからの入力待ちとなる
入力があるまではそのままで
プログラムが勝手に進んだりはしない

入力した文字列は変数に格納され
あとはプログラムの中で自由に使える

使い道として、たとえば
何かの価格を税抜きで入力させ
税込み価格を計算して出力するなどできる

間違えやすい問題


入力された文字列は文字列型なので
数字として扱う場合にはこれを数字に型変換しなければならない

以下のコードは、入力した数字に1を足して表示する内容

value = input()
print(int(value) + 1)
出力は、たとえば 10 を入力した場合は 11 となる

概要


ものの値段を税抜きで入力させると
税込み価格(税率8%とする)を表示するコード


value = input('税抜き価格を入力してください')
value = float(value) * 1.08
value = int(value)
print(value)

「税抜き価格を入力してください」と表示してシェルから文字列を入力させてその文字列を変数valueに入れよ
valueの値を小数点含めた数字にして1.08を乗算せよ
valueの小数点以下を切り捨てて整数にせよ
valueを出力せよ

出力


プログラムを起動するとまず

「税抜き価格を入力してください」

と表示され、その後たとえば

1000

と入力すると

1080

と出る

説明


間違えやすい問題